名古屋大がジェンダー研究施設 10月末に開設 

 名古屋大は3日、ジェンダー研究の図書や資料を集めた大規模研究施設「名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリ」を10月末に開設すると発表した。女性の社会進出などジェンダー問題の研究充実や情報発信強化を図る狙いで、一般の人も利用できる。

 建設中の施設の延べ床面積は840平方mで、1階が図書館、2階が研究スペースになる。図書館には最大4万冊を収蔵できる。名古屋大は「この規模で図書館と研究スペースを併設するのは全国的にも珍しい」としている。

 図書館には東海地方の大学関係者らが中心になって設立した東海ジェンダー研究所(名古屋市)などが図書約1万5千冊を寄贈する。


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