知床の海に、オオワシ舞う 北海道羅臼町沖 

北海道・知床の羅臼町沿岸で餌の魚を奪い合うオオワシ=3日

 世界自然遺産の北海道・知床の羅臼町沖に、越冬のため国の天然記念物のオオワシが集まっている。広げると2メートル以上になる翼で空を舞う姿を、クルーズ船に乗った観光客らが3日午前、夢中になって撮影していた。

 羅臼町と北方領土・国後島に挟まれた根室海峡にはこの時期、流氷上で羽を休めるオオワシを目当てに、多くの写真愛好家が訪れる。前日からの強風で流氷は沖合に遠ざかっていたが、船が出港すると上空は鳥で埋め尽くされ、計約60羽のオオワシとオジロワシが確認できた。


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