クロマグロ漁獲で特別警報 九州西部、上限の9割超 

 水産庁は2日、太平洋クロマグロの小型魚(30キロ未満)の漁獲量が1日時点で規制上限の9割を超えたとして、沿岸漁業の九州西部ブロックに特別警報を出した。関係する7県に対し、上限を超えないよう漁獲抑制の徹底を求めた。

 九州西部ブロックは山口、福岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島、沖縄の7県で構成。昨年7月から今年6月末までの上限743・7トンに対し、673・7トンとなった。

 太平洋クロマグロは国際合意に基づいて漁獲を規制している。水産庁は沿岸漁業について全国を海域別に分け、注意報、警報、特別警報、操業自粛要請を出し、上限を超えないよう注意を促している。


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