2017年3月2日 11:01 | 無料公開
札幌市内の繁華街で、路面電車から降ろした荷物を運ぶ配達員＝２日午前
札幌市などは２日、トラックの代わりに、市の中心部を走る路面電車・札幌市電を荷物の配送に使う実証実験をした。配送トラックの路上駐車による繁華街の渋滞を緩和し、二酸化炭素の排出削減にもつながるとして商業関係者は期待している。
実証実験は札幌市や商業、物流関係者でつくる「札幌都心交通研究会」がヤマト運輸の協力を得て実施。市電１両を貸し切りとし、郊外に近い市電の車庫でトラックから荷物を積み替えて出発。約４・５キロ離れた繁華街の停留場で荷物を降ろし、台車に積んで配送先のビルに運び込む。
