高浜原発クレーン事故は規定違反 規制委が認定 

 関西電力高浜原発(福井県)の安全対策工事の準備に使われていた大型クレーンが強風で倒れた事故で、原子力規制委員会は1日、関電が元請け会社に具体的な転倒防止策を要求していなかったことが原因として保安規定違反と認定した。

 規制委は今後、保安検査などで関電の対策や破損した建屋の復旧状況を確認する。

 事故は1月20日夜、高浜2号機の工事準備に使われていたクレーンが転倒、原子炉補助建屋などの外壁が壊れた。クレーンが耐えられる風速約40メートル以上の風が吹いたことが原因とみられる。


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