手島右卿賞に書家池野直美氏 かな作品で初めて 

 国内外で活躍する優れた書家と作品をたたえる第12回手島右卿賞(手島右卿顕彰会・高知新聞社主催、共同通信社共催)が28日、東京都在住の書家池野直美さん(52)と作品「風鈴をしまふときめてからの音」に決まった。池野さんは現代かな書が専門で、同賞初のかな作品の受賞となった。

 池野さんは新潟県出身。子供の頃から書を学び、毎日書道展や独立書展などに出品、受賞してきた。今回の受賞作は、俳人の黛まどかさんの句を題材にした。

 表彰式は3月26日に高知市の「ザ クラウンパレス新阪急高知」で。同日から31日まで同市の高新画廊で受賞記念展が開かれる。


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