沖縄舞台の物語が脚本大賞に ウルトラマン脚本家ゆかり 

故金城哲夫氏の名前を冠した脚本賞で大賞を受賞し、あいさつする山中基義氏(中央)=28日午後、沖縄県南風原町

 特撮番組「ウルトラマン」のシリーズ初期の脚本を手掛けた故金城哲夫氏(1938~76年)の出身地、沖縄県南風原町の観光協会は28日、金城氏の名前を冠した脚本賞の受賞作を発表した。大賞は、兵庫県西宮市の自営業山中基義さんの作品で、本土復帰直後の沖縄を舞台にした人間ドラマ「星空の秘密」に決まった。

 同町観光協会は、ウルトラマンのテレビ放送開始から50年を迎えた昨年、脚本を募集した。同日の授賞式で、山中さんは「夢のようだ。ウルトラマンやウルトラセブンから賞を渡されるようにうれしい」と手放しで喜んだ。


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