築地市場敷地に土壌汚染の恐れ 都が履歴で判断、調査へ 

東京都議会定例会の本会議で答弁する小池百合子知事=28日、都庁

 東京都は28日、築地市場(中央区)敷地の履歴調査を実施し、戦後に進駐軍のドライクリーニング工場があったことなどから「土壌汚染の恐れがある」との報告書を昨年まとめていたと明らかにした。2001年10月以降、条例に基づき、この履歴調査が必要な工事が別に8カ所あったのに実施していなかったとも発表。都は今後、8カ所のうち一部で土壌汚染の有無を調査する方針だ。

 実際に汚染が確認されれば、豊洲市場への移転を巡る小池百合子知事の判断にも影響する可能性がある。都環境局は「築地の土壌はコンクリートなどで覆われており、汚染があったとしても安全性に問題はない」としている。


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