タンチョウの生息範囲拡大 北海道17市町村で確認 

給餌場に集まった国の特別天然記念物タンチョウ=1月29日、北海道鶴居村

 北海道は28日、国の特別天然記念物タンチョウの生息数調査で、1952年度に調査を始めて以来最多の道内17市町村でタンチョウを確認、生息範囲が広がっていることが分かったと明らかにした。これまでは2015年度に12市町村で確認したのが最多だった。

 北海道東部を中心に道内23市町村の給餌場など174カ所で1月25日に実施し、17市町村の85カ所で1236羽を確認した。過去最多だった15年度の1320羽と比べて微減。給餌場を含む畑や牧草地での目撃が減り、河川での目撃が増える傾向にあるという。


  • LINEで送る