2017年2月28日 11:09 | 無料公開
すばる望遠鏡で観測されたオタマジャクシのような形をした銀河。りゅう座方向の4億光年先にあり、銀河同士のすれ違いによって星の尾ができたとみられる(国立天文台/HSC Project提供)
国立天文台は28日、米ハワイ島のすばる望遠鏡の高性能カメラで撮影した7千万個の銀河のデータ公開を始めた。宇宙最大の謎である暗黒物質や暗黒エネルギーの解明を目指した「宇宙地図」作りの一環で、ホームページでさまざまな銀河を見ることができる。
公開したのは2014年から約2年間に観測した画像やデータ。一度に満月9個分の広い範囲を撮影できるカメラで、観測域をずらしながら撮影した画像を合成した。総データ量は80テラバイトで、一般的なデジタルカメラ画像1千万枚分もの膨大なものになった。