JR九州、熊本に観光列車 復興の思い込め地元材活用 

報道陣に公開されたJR九州の観光列車「かわせみ やませみ」=27日午後、北九州市

 JR九州は27日、3月4日から熊本県の熊本―人吉を1日3往復する観光列車「かわせみ やませみ」を北九州市の車両基地で報道陣に公開した。デザインは豪華寝台列車「ななつ星in九州」に続き、水戸岡鋭治氏が担当した。昨年4月の熊本地震を受け「復興の象徴になってほしい」との思いを込めて地元産材を内装の随所に使用した。

 JR九州では11番目の観光列車で2両編成(定員72人)。普通列車として走っていた中古車両を改造した。内装は、沿線の木材組合から無償提供されたヒノキ57本を、窓際のカウンターや座席のテーブルなどに用いた。


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