上野のパンダ4年ぶり交尾 同居成功、赤ちゃん期待 

同居するジャイアントパンダのシンシン(左)とリーリー=27日午前、東京・上野公園(公益財団法人東京動物園協会提供)

 上野動物園(東京都台東区)は27日、ジャイアントパンダの雄リーリーと雌シンシン(いずれも11歳)を同居させたところ、交尾したことを確認したと発表した。2頭が交尾したのは2013年以来4年ぶりで、赤ちゃん誕生が期待される。

 動物園によると、27日朝、柵越しにいた2頭が頻繁に鳴き交わすといった強い発情の兆候が見られたため、今シーズン初めて同じ部屋に入れた。その後、52秒間の交尾行動を確認した。

 動物園は普段、2頭を別々の部屋で飼育しているが、繁殖に向け22日から公開を中止した。妊娠すれば、83~200日の妊娠期間を経て出産する。


  • LINEで送る