2017年2月27日 12:16 | 無料公開
初のフライトに臨む副操縦士の先崎辰彦さん(右)=27日午前、羽田空港
2010年1月に経営破綻した日航で、パイロット候補生として入社したのに、訓練を受けないまま地上勤務を余儀なくされた約100人が、再開された訓練を終え次第、国内線の副操縦士として順次デビューすることになった。初日の27日、第1号となった先崎辰彦さん(34)は羽田発徳島便に乗務した。
破綻がパイロット養成に与えた影響はこれで解消。公的支援を受け再生したことによる制約も4月からなくなる日航は、新時代を迎えつつある。
日航は経営破綻後、路線が縮小されたことに伴い、過剰なパイロットを抱えないよう、採用や訓練を中止していた。