予算案27日に衆院通過 与野党論戦、参院へ 

 2017年度予算案は27日の衆院本会議で可決され衆院を通過し、与野党の論戦は参院予算委員会へと舞台が移る。参院事務局によると、2月中の実質審議入りは1999年以来、18年ぶり。野党側は、大阪市の学校法人「森友学園」が国有地を評価額より大幅に安く取得した問題に焦点を当てて、安倍晋三首相らを追及する構えだ。

 参院予算委は28日~3月2日、首相らが出席して基本的質疑を行う。その後も連日のように審議を進める。憲法の優越規定で28日に自然成立するため、年度内成立は確実だが、与党は「衆院と同じ審議日数ならば、24日までの採決が可能」(参院幹部)とみている。


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