日生と住友の営業職賃上げへ 第一は据え置き 

 日本生命保険と住友生命保険は24日、2017年春闘で、営業職員の給与体系や月給の一部である成果給を見直し、賃金を引き上げる方針を固めた。賃上げはいずれも4年連続となる。一方、第一生命保険は賃金の据え置きを決めた。

 日生の営業職は約5万人おり、今後、具体的な成果給の引き上げ幅を決める。約3万人を抱える住友は、賃金を前年に比べ平均約1%上げる。優秀な人材を確保するためだという。

 第一の営業職は約4万5千人いる。過去3年間で大幅に賃金を上げてきたため、今回は給与制度を維持する観点から据え置きを決めた。各社の内勤職員の賃金は3月中に決まる見通し。


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