南極の夜空に巨大なオーロラ出現 観測船しらせ上空 

昭和基地を離れ、南極海を航行する観測船「しらせ」の上空に現れたオーロラ=23日深夜(共同)

 【南極海共同】昭和基地を離れ、日本に向けて南極海を航行している観測船しらせの上空に、緑や赤に輝く大きなオーロラが出現した。白夜の季節が終わり、暗さの戻った南極の夜空で、鮮やかなショーが繰り広げられた。

 23日深夜から24日未明(日本時間24日午前)にかけて、北の空にオーロラが現れると、甲板に集まった観測隊員らが、オーロラを見逃すまいと、時間を忘れてカメラのシャッターを切っていた。

 1年以上にわたる南極での任務を終えたばかりの観測隊員、梅津正道さん(54)は「いつ見ても飽きない。南極で磨いた撮影の腕の見せどころです」と、カメラを片手にうれしそうだった。


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