広島の原爆資料館の入館者最多に オバマ効果、159万人超 

広島市の原爆資料館で、オバマ前米大統領が寄贈した折り鶴に見入る来館者。2016年度の入館者数が過去最多を更新した=24日午前

 広島市の原爆資料館の2016年度の入館者数が24日、1991年度の159万3280人を超え、最多を更新した。

 昨年5月にオバマ前米大統領が広島を訪問した影響があるとみられる。

 資料館によると、オバマ氏が訪れた直後の昨年6、7月の入館者はおととしに比べ40%以上増えた。このままのペースでいけば、年度末に約173万人となり、本館が新装オープンした91年度を大きく上回る。

 反響の大きさから、当初、昨年8月末までとしていたオバマ氏寄贈の折り鶴の展示を今後も続ける。


  • LINEで送る