2017年2月24日 11:21 | 無料公開
書店の店頭に設けられた村上春樹さんの新刊小説「騎士団長殺し」のコーナー=24日午前、東京都中央区の八重洲ブックセンター本店
世界的なベストセラー作家の村上春樹さん(68)の新刊小説「騎士団長殺し」(新潮社、全2巻)が24日、全国各地の書店で売り出され、通勤途中に買い求めたファンらは「昼休みに読むのが楽しみ」などと喜びを語った。書店で徹夜して読みふける人もいて、村上作品の人気の高さをうかがわせた。
東京都新宿区の紀伊国屋書店新宿本店では、開店前の午前8時から屋外の特設売り場で販売を始めた。「新刊は必ず発売当日の朝一番に買う」という都内の会社員南洋子さん(64)は「村上さんの小説は言葉がすーっと体内に入っていく感じがする。会社の昼休みに読む。楽しみです」と声を弾ませた。