川内2号機再開に向け原子炉起動 24日午前に「臨界」 

 九州電力は23日、定期検査で運転を停止している川内原発2号機(鹿児島県薩摩川内市)の営業運転再開に向けて、原子炉を起動した。24日午前には核分裂反応が連続する「臨界」という状態になる。

 九電によると、23日午後9時半から原子炉内の制御棒を引き抜くなどの起動作業を実施。27日に発電や送電を再開する予定で、3月24日には営業運転に復帰する。

 2号機は昨年12月から原子炉を停止し、定期検査を開始。原子炉本体などを点検し、燃料棒を束ねた「燃料集合体」157体のうち44体を新しいものに取り換えた。


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