北海道、機関車床下部品にゆがみ 貨物列車脱線 

脱線した車輪を確認する鉄道事故調査官ら=23日午後、北海道洞爺湖町

 北海道洞爺湖町のJR室蘭線で隅田川(東京)発札幌貨物ターミナル行き貨物列車(19両編成)が脱線した事故で、JR貨物は23日、脱線した先頭の機関車の車体と台車を固定する部品が破損し、地面と接触するまで垂れ下がっていたと明らかにした。

 JR貨物によると、部品は縦約80センチ、横約25センチ、高さ約55センチで、脱線していた後方4輪の中央部が破損していた。脱線前から外れ、地面を引きずっていたとみられる。

 運輸安全委員会は鉄道事故調査官3人が現地調査。足立雅和主管調査官によると、約2キロ手前の踏切から列車が停車した信号場までの間で数十カ所の枕木が破損していた。


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