政府、2月の景気判断を据え置き 設備投資改善、個人消費は悪化 

月例経済報告関係閣僚会議に臨む安倍首相(左から2人目)=23日午後、首相官邸

 政府は23日発表した2月の月例経済報告で、景気判断を「一部に改善の遅れもみられるが、緩やかな回復基調が続いている」とし、前月までの判断を据え置いた。項目別では設備投資や企業収益、輸出、輸入を上方修正する一方、個人消費と住宅建設を引き下げ、家計部門の弱さが目立つ内容となった。

 先行きは「緩やかに回復していくことが期待される」との見方を維持した。トランプ米政権の動きなどを念頭に「海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要がある」とのリスク認識も引き続き示した。

 個人消費を下方修正したのは11カ月ぶり。設備投資は11カ月ぶりに上方修正した。


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