2017年2月23日 17:55 | 無料公開
21日、文科省の天下り問題で中間報告の記者会見に臨む松野文科相
文部科学省の組織的天下り問題に関連し、大阪滋慶学園の大学設置認可に関する情報が、同省人事課職員に漏えいしていた問題で、漏えいは人事課側の働きかけによるものだったことが23日、分かった。漏えいがあった2014年当時、高等教育局担当審議官だった中岡司文化庁次長が、衆院予算委員会で「旧知の人事課職員に尋ねられ、不用意に情報提供してしまった」と説明した。
漏えいしたのは、学長予定者だった省人事課OBの嶋貫和男氏(67)に関し「文科省の審議会が学長の人選の見直しを求める見通しだ」との情報。人事課が嶋貫氏の処遇に強い関心を寄せていた実態が明確になった。