女子大学生「傷のない体返して」 岩埼被告に懲役17年求刑 

 東京都小金井市で昨年5月、音楽活動をしていた大学生の冨田真由さん(21)が刺されて一時重体となった事件で、殺人未遂罪などに問われたファンの無職岩埼友宏被告(28)の裁判員裁判公判が23日、東京地裁立川支部(阿部浩巳裁判長)で開かれ、検察側は「常軌を逸した自己中心的な犯行」として懲役17年を求刑した。

 この日は冨田さんが意見陳述した。ついたてで囲われた席で「悔しくてたまらない。(被告は)反省していないと思う。普通に過ごすはずだった毎日を返してほしい。傷のない体を返してほしい」と述べ、厳罰を求めた。


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