仙台港津波1・4m、反射が要因 福島県沖地震、気象庁 

 昨年11月に福島県沖で起きたマグニチュード(M)7・4の地震で、予測を上回る約1・4メートルの津波が仙台港(仙台市)で観測されたのは、福島県の海岸にぶつかってはね返った「反射波」が海底地形の影響で仙台湾に回り込んだのが要因とする見解を気象庁がまとめた。

 津波の高さは海岸や海底の地形によって大きく変化し、V字形の湾の奥などでは、津波が繰り返し反射し、複数の波が重なって高い波になることがある。専門家は南海トラフ巨大地震の際には、太平洋側の沿岸など広い範囲で同様の現象が起こりうるとしている。

 気象庁は23日、有識者らとの会合で検証結果を示した。


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