民進、原発ゼロ法案化は会期内に 電力総連へ伝達 

民進党のエネルギー環境調査会=22日、国会

 民進党の野田佳彦幹事長が、党の「2030年代原発ゼロ」目標の前倒しを巡り、電力総連などの幹部と17日に会談した際、6月18日の通常国会会期末までに結論を出し、法案化を目指すと伝えていたことが分かった。党関係者が22日、明らかにした。これまでは3月の党大会で方向性を示し、次期衆院選までに結論を得る段取りだった。

 蓮舫執行部は次期衆院選で、安倍政権との違いを示すため、原発ゼロの目標時期を「30年」に前倒ししたい意向。労組との対立が激化しており、指導力が問われている。

 関係者によると、野田氏は会談で「1年かけてとか、だらだらとは議論しない」と明言。


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