天下り問題、前文科次官に退職金 5千万円超支給か 

7日、文科省の天下り問題を審議する衆院予算委で答弁する前川喜平前事務次官

 民進党の江田代表代行は22日の会見で、文部科学省の天下り問題で1月に引責辞任した前川前事務次官に退職金が支払われたと明らかにした。モデルケースで支給額は約5610万円。江田氏の問い合わせに文科省が認めた。

 江田氏によると、文科省は2月17日付で退職金を支給。金額は「プライバシーに関わる」として明かさなかった。松野文科相は衆院予算委員会で、前川氏とほぼ同じ勤続37年で事務次官を自己都合退職した場合、約5610万円が支給されると説明している。

 江田氏は「法律に違反した前川氏が、税金から巨額の退職金を受け取ることは許されない。自主的に返納すべき」と批判した。


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