大飯3、4号機「合格」 規制委が審査書案了承 

 原子力規制委員会は22日、定例会合を開き、関西電力大飯原発3、4号機(福井県)が新規制基準を満たしているとする「審査書案」を了承した。事実上の合格で、6原発12基目となる。

 関電は、原子炉冷却用の海水ポンプを津波から守る防護壁を設置するなどの安全対策工事を5月までに完了し、今夏にも再稼働する計画を示している。再稼働には福井県の同意などの手続きが必要になる。

 関電は新基準が策定された2013年7月、大飯3、4号機の再稼働を目指し審査を申請。最難関とされる基準地震動(耐震設計の目安となる揺れ)を確定するのに時間がかかり、審査は長期化した。


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