上野のパンダ、公開中止 発情の兆候、同居へ準備 

 上野動物園(東京都台東区)は22日、ジャイアントパンダの雄リーリーと雌シンシン(いずれも11歳)の公開を中止した。シンシンに発情兆候が見られたためで、繁殖に向け、普段は別々の部屋で飼育している2頭の同居の準備を進める。

 動物園によると、シンシンはリーリーのにおいを気にするなど、発情のピークが近づいている。リーリーも昨年12月以降、体の一部を冷やすなど発情をうかがわせる行動を見せていた。早ければ数日内にも同居を始める。交尾しなかった場合は、人工授精も検討する。

 パンダの繁殖期は2~5月で、期間中に雌の妊娠の可能性が高まるのは数日間とされる。


  • LINEで送る