パソコン統合、レノボ過半で調整 富士通との合弁会社、最終合意へ 

 富士通と中国の聯想(レノボ)グループが進めるパソコン事業の統合で、新設する合弁会社にレノボ側が過半出資する方向で調整していることが21日、分かった。残りを富士通と日本政策投資銀行が出資する。3月の最終合意を目指す。

 福島県伊達市や島根県出雲市にある工場や人員は維持する方向だ。「FMV」などで知られるブランドも存続するとみられる。

 パソコンはスマートフォンなどの台頭で個人向けを中心に需要が低迷。レノボはシェア拡大により生き残りを図る戦略を世界的に進めている。富士通との統合もその一環で、経営権を握る。


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