ノーベル平和賞委員長死去 カーシ・クルマンフィーベ氏 

 【ロンドン共同】ノルウェーのメディアなどは20日、ノーベル平和賞を毎年選ぶノルウェーのノーベル賞委員会のカーシ・クルマンフィーベ委員長(65)が乳がんで死去したと報じた。DPA通信によると、死去は19日。後任選出などの詳細は分かっていない。

 クルマンフィーベ氏は2015年3月に委員長に就任。委員会は同年の平和賞受賞者にチュニジアの民主化に尽力した同国の「国民対話カルテット」を、昨年はコロンビア和平への取り組みで同国のサントス大統領をそれぞれ選んだ。

 1951年4月、オスロ生まれ。ノルウェー政界の有力政治家として活躍し、保守党初の女性党首を務めた。


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