熊本地震で温泉地横滑り 阿蘇地方、湧出停止原因に 

 九州大の辻健准教授(地球物理学)の研究グループは、熊本地震後に熊本県阿蘇市で温泉の湧出が一時止まった原因について、昨年4月16日の本震で地表が水平方向に横滑りしたためとする調査結果をまとめ、20日付の英オンライン科学誌で発表した。

 研究グループによると、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の衛星データを使い、湧出が止まった内牧温泉で地震前後の地表を調査。本震後に直径約2キロの地域で、地表が北西へ約1・5メートル水平移動したのを確認した。


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