高層ビルの揺れを予測、気象庁 緊急速報で発表へ 

 大地震の際に高層ビルに大きな影響を及ぼす、ゆっくり繰り返す長い揺れ「長周期地震動」について、気象庁は発生が予測される地域を緊急地震速報で伝えるシステムを構築する。2017年度にシステム開発に取りかかり、運用は18年度以降になる見込み。

 緊急地震速報は、地震の揺れを地震計の1地点で検知しただけでも即座に医療機関や鉄道会社などを対象に出される予報と、2地点以上の検知で一般向けに出される警報がある。

 気象庁は、テレビのチャイム音や携帯電話の警告音とともに伝達されるこの一般向けの警報が出る際に、長周期地震動で大きく揺れると予想される地域名を示す方針。


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