日本の現代音楽、NYで披露 西洋楽器と尺八の共演も 

 【ニューヨーク共同】米国で日本の音楽の紹介を続けているNPO「ミュージック・フロム・ジャパン」(理事長・三浦尚之福島学院大教授)の「音楽祭」が18日、ニューヨークで2日間の日程で始まった。この日はパリが拠点の現代音楽の作曲家、酒井健治さん(39)の作品が紹介され、西洋楽器に尺八を組み合わせた曲などが演奏された。

 酒井さんは、欧州で異邦人として暮らした経験や難民危機にヒントを得て、この音楽祭のために作曲した「ボーダーズ(境界線)」を披露。異なる文化が同時に存在することを意識してソプラノの歌声やクラリネット、バイオリンなどに尺八を組み合わせたと説明した。


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