ふるさとで故水木しげる展、鳥取 作品や愛用道具300点 

鳥取県立博物館で始まった、故水木しげるさんの作品や愛用の道具などを集めた展覧会=19日午前、鳥取市

 鳥取市の鳥取県立博物館で19日、同県境港市出身の漫画家・故水木しげるさんの作品や愛用の道具など約300点を集めた展覧会が始まった。4月2日まで。水木さんの妻武良布枝さん(85)は開幕式で「何もかもが懐かしく、姿は見えないけど(水木さんも)一緒に喜んでいると思う。感無量です」と話した。

 「水木しげる 魂の漫画展」と題し、生原稿やスケッチをはじめ、ヨーグルトの小瓶を使い、15年11月に亡くなる直前まで使用していた絵の具入れも紹介。未完成のまま終わり、「虫の絵本」と名付けられた事実上の遺作も初公開された。

 展覧会は7月14日~9月3日、岡山市でも開かれる。


  • LINEで送る