米ロ、ウクライナで応酬 停戦合意巡り対立 

ミュンヘン安全保障会議で演説するペンス米副大統領=18日、ドイツ南部ミュンヘン(ロイター=共同)

 【ミュンヘン共同】ペンス米副大統領は18日、ドイツ南部ミュンヘンで開催されているミュンヘン安全保障会議で演説し、トランプ政権はロシアとの新たな協力を模索する中でも、ロシアに対しウクライナ東部の停戦を決めたミンスク合意を尊重するよう要求し、合意の履行責任を「ロシアに課す」と言明した。

 これに対し、ロシアのラブロフ外相は演説で、紛争は「ウクライナの内紛だ」とロシアの直接関与を重ねて否定した。和平にはミンスク合意履行が唯一の策だとしながらも「ウクライナ政府が合意義務を履行することが重要だ」と主張し、ウクライナに非があると強調した。


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