政府の4月避難解除案を容認 原発事故で福島・富岡町 

 東電福島第1原発事故で全域が避難区域となっている福島県富岡町の宮本皓一町長は17日、同県郡山市で開かれた町議会全員協議会で、帰還困難区域を除いた地域の避難指示を4月1日に解除するとした政府案を受け入れると表明した。町も以前から4月の一部帰還を目指していた。

 宮本氏は避難が継続した場合、古里を未来につなげていくことは困難だと説明。「生活環境のさらなる充実を図る」と述べた。政府の原子力災害現地対策本部長の高木陽介経産副大臣は、解除後も政府一丸となって支援していくと強調した。

 解除の対象は、放射線量が高い帰還困難区域を除く居住制限区域と避難指示解除準備区域。


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