正職員らの定年を70歳に延長 エフコープ生協、2千人対象 

 エフコープ生活協同組合(福岡県篠栗町)は17日、4月1日から正職員やパート職員、介護事業専門職員計約2千人の定年を65歳から70歳に引き上げると明らかにした。正職員も含めて定年を70歳に延長するのは、全国の生協で初という。

 少子高齢化による人材不足の解消を図るとともに、65歳以上でも働き続けたいとの職員の要望に応えるのが狙い。政府が働き方改革を検討する中、広報担当者は「柔軟な働き方ができる雇用の仕組みを構築したい。全国に波及するきっかけとなれば」と話した。

 エフコープは福岡県を事業エリアとし、1月末時点で約48万人の組合員数を誇る九州最大の生活協同組合。


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