2017年2月17日 09:55 | 無料公開
【ワシントン共同】遺伝情報を持つDNAを自在に書き換えられる「ゲノム編集」技術を巡り、米特許商標庁は16日までに、マサチューセッツ工科大(MIT)とハーバード大が共同で設立したブロード研究所が特許権を持つとの決定を出した。 ブロード研の特許はいったん認められていたが、基本的な仕組みを開発したカリフォルニア大バークリー校のジェニファー・ダウドナ教授らが先に論文を発表、特許を申請したとして争っていた。米メディアによると、ダウドナ氏側は連邦高裁へ上訴する構え。 問題となったのは、ゲノム編集で最も普及している「クリスパー・キャス9」という手法。