防衛省、日報廃棄日は証明できず 南スーダンPKOで 

 防衛省は16日、南スーダン国連平和維持活動(PKO)派遣部隊が日報の電子データを作成翌日から23日以内に廃棄していたと明らかにした上で、日本にデータが送信された後、自衛隊側がいつ廃棄したかは、システムの運用面から「確認できない」と説明した。民進党の会合で示した。

 民進党は国会審議などで、防衛省が情報公開請求後に日報を廃棄し隠蔽したのではないかと追及。パソコン記録など廃棄時期が分かる証拠の提出を求めたが、防衛省は「保全上、控える」として応じなかった。同省は公開請求前には廃棄されていたとの立場を変えていないが、具体的には証明できなかった形だ。


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