NASA初打ち上げで有人飛行か 開発中の新型ロケット 

NASAが開発中の新型ロケット「SLS」の想像図(NASA提供・共同)

 【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)が火星を目指して開発中の新型ロケット「SLS」で、初打ち上げに宇宙飛行士の搭乗を検討していることが15日分かった。トランプ米大統領が就任演説で「宇宙の神秘の扉を開く」と述べたことに応えるためという。米宇宙専門メディアが報じた。

 一方で米政府監査院は同日、「(無人飛行でさえ)技術的課題の多いハイリスクな計画だ」とする報告書を発表した。

 NASAは火星探査のため、宇宙船オリオンと輸送用のロケットSLSの開発を進めている。現行の計画は、2018~19年にSLSを初めて打ち上げ、無人のオリオンに月を周回させる。


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