学長と暴力団幹部が会食数回 京都府警OB紹介、虚偽診断事件 

京都府立医大病院=14日午前、京都市

 刑の執行が停止された暴力団幹部を巡り、京都府立医大病院(京都市)などの医師が虚偽の診断書や意見書を作ったとされる事件で、府立医大の吉川敏一学長(69)が複数回、幹部の指定暴力団山口組淡海一家の総長高山義友希受刑者(60)と飲食を共にしていたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、京都府警OB(58)が数年前、吉川学長と高山受刑者を引き合わせ、その後、2人は京都市内で会食を重ねるようになったとみられる。

 府立医大病院の荒田均事務部長は取材に「(学長と高山受刑者は)親しい関係にはないと聞いている」と説明、虚偽書類の作成も否定した。


  • LINEで送る