想定の地震に耐えられず 柏崎刈羽原発の免震棟 

 東京電力は14日、柏崎刈羽原発(新潟県)の免震重要棟について、設置されている敷地南側で想定する計7パターンの基準地震動(耐震設計の目安となる揺れ)全てに耐えられない可能性があると明らかにした。

 6、7号機について同日開かれた原子力規制委員会の審査会合で、これまで一部の地震動に耐えられない可能性があるとしていた説明を変更した。免震棟に関して過去に検討したデータが社内で共有されていなかったといい、規制委は詳しい経緯の報告を求めた。2基の審査は停滞気味だが、さらに長期化の可能性が出てきた。


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