新潮社の「考える人」が休刊へ 4月発売の春号で 

 新潮社が発行する季刊誌「考える人」が、4月発売の春号で休刊することが14日、分かった。オリジナル記事を掲載するウェブサイトは続けるという。

 同誌は2002年創刊、発行部数は約2万部。16年春号からは誌面をリニューアル、ページ数を絞り、定価を1440円から980円に下げたばかりだった。

 「自分の頭で考える」をうたい、解剖学者の養老孟司さんや作家の池沢夏樹さんらが連載。10年には人気作家の村上春樹さんのロングインタビューを掲載して話題となった。

 また新潮社は、06年創刊の季刊小説誌「yom yom(ヨムヨム)」も、1日発売の冬号で紙版の刊行を終了。


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