レーザー粒子加速を効率化 大阪大など、がん治療に期待 

 従来の100分の1の強度のレーザーでイオンなどの微粒子を効率的に加速することに成功したと、大阪大や広島大などのチームが13日付の英科学誌電子版に発表した。

 イオンを加速し患部に照射する粒子線がん治療や、中性子を使いコンクリート内部を破壊せずに検査する方法などに応用できる可能性がある。

 チームの余語覚文・大阪大准教授(レーザープラズマ)は「大幅に効率化できたが、がん治療などに応用するにはさらなる加速が必要だ。レーザー装置の小型化やコストダウンにもつながる」と話した。


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