ぐいぐい引き込まれる物語 劇場版SAOの松岡禎丞 

演じたキリトは「こうと決めたことは必ずやり通す男」と話す松岡禎丞=東京都内

 人気小説が原作のアニメ映画「劇場版 ソードアート・オンライン―オーディナル・スケール―」の公開に合わせ、主人公キリトの声を演じた声優の松岡禎丞が「『ソードアート・オンライン』(SAO)という作品の魅力が凝縮されている。原作を知らなくても、物語の世界にぐいぐい引き込まれると思います」と作品をアピールした。

 原作はオンラインゲームの世界に閉じ込められた主人公たちの活躍を描いた人気作。2度のテレビアニメ化などを経て、現在はハリウッドで実写化が企画されている。

 多くの人を引きつける理由について、松岡は「仮想世界から出られなくなったプレーヤーの反応がリアルで、ゲームなのに命懸け、という設定に重みがある」と語る。

 映画は現実世界に戻ったキリトたちが新たな事件に巻き込まれていくオリジナルストーリー。実際の風景に映像を重ねることで、敵とのバトルを楽しむ「ポケモンGO(ゴー)」を発展させたようなゲームが題材となっている。

 「これまでの作品では仮想世界の中で戦っていたけど、今回は現実が舞台。実際に剣を振りかぶったら、どんな声が出るか、いろいろと試しながら演じました」と舞台裏を明かした。

 映画は18日全国公開。


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