製紙大手、3社が減収 日本製紙は特損計上で赤字転落 

 製紙大手4社の2016年4~12月期連結決算が10日、出そろった。王子ホールディングス(HD)と日本製紙、大王製紙が減収。北米での印刷、出版用紙事業からの撤退で計237億円を特別損失として計上した日本製紙は純損益が62億円の赤字に転落した。一方、通販向け段ボールなどの販売が好調だったレンゴーは増収だった。

 王子HDは印刷用紙の販売価格低迷などで、売上高は前年同期比1・9%減の1兆508億円。日本製紙は印刷用紙などの販売が振るわず4・0%減の7267億円、大王製紙は0・7%減の3516億円だった。レンゴーは1・3%増の4107億円で過去最高となった。


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