「冬の湿原号」SL修理で使えず JR北海道、ディーゼル運行 

けん引する蒸気機関車の車輪に傷が見つかり11日以降、ディーゼル機関車での運行となる「SL冬の湿原号」=1月28日、北海道標茶町のJR釧網線

 JR北海道は10日、釧路湿原の雪景色が人気の観光列車「SL冬の湿原号」をけん引する蒸気機関車(SL)の車輪に傷が見つかり、修理が必要になったとして、今冬は11日以降、SLではなくディーゼル機関車で運行すると発表した。

 釧網線の釧路―標茶を往復する「SL冬の湿原号」は全席指定で、今冬は1月28日から運行が始まり、残りは2月11~12日、16~19日、23~26日。手数料なしで切符の払い戻しに応じるほか、SLと通常列車の指定席料金の差額を返金する。

 JR北海道によると、9日の運行後の点検で基準値以上の傷が見つかり、10日は運休。


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