最大26・9メートルの津波推計 北海道、日本海側地震で 

議論する北海道防災会議の地震専門委員会の委員ら=9日午後、札幌市

 北海道は9日、2014年に政府が公表した推計で用いたモデルを基に、日本海側で大規模地震が起きた場合に道内の沿岸部に到達する津波の高さを詳細に試算した結果を発表した。政府推計で全国最大だった、せたな町はさらに3・5メートル高い26・9メートルになった。

 政府推計よりも断層が大きくずれるなど道独自の想定を加えた結果、日本海沿岸の全市町村で津波高の最大値が大きくなった。これに伴い、最大浸水想定面積も、道が10年に公表した6230ヘクタールの2倍の1万2540ヘクタールとなった。


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