化血研、再発防止誓う碑設置 熊本、未承認製造「心より反省」 

 熊本市の化学及血清療法研究所(化血研)は9日、血液製剤を国の承認と異なる方法で製造し続けた問題を受け、再発防止を誓う碑を敷地内に設置した。薬害エイズ訴訟の約20年前の和解で安全な医薬品製造を約束しながら、守れなかったことなどの反省を踏まえた取り組み。この日開いた除幕式には東京HIV薬害訴訟原告団の関係者も出席した。

 碑は縦125センチ、横90センチ。「(薬害エイズ訴訟の)和解以前から長い期間、不整合、隠蔽など医薬品医療機器法に違反し、大きな過ちを犯しました」と記し「心より反省し、安心と信頼の確保に尽力していくことを決意します」と刻まれている。


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