受動喫煙策に反対続出、自民部会 「分煙大国を」 

 自民党の厚生労働部会が9日開かれ、不特定多数の人が集まる場所での原則禁煙を柱とする厚労省の受動喫煙防止策について「禁煙ではなく分煙大国を目指すべきだ」などと反対意見が続出した。政府は3月の法案提出を目指しているが、調整の難航が予想される。

 部会では「たばこは認められた嗜好品。罰則を設けるのは国民の自由を脅かす」「たばこの税収はどうなるのか」などと反対意見が出た。業界団体が反発していることを受け「法案が通ると次の選挙が危ない」と訴える議員もいた。

 一方で「受動喫煙の被害を一番に考えるべきだ」など厚労省案を支持する声もあった。


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